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2011年9月

飛輪海小説スピンオフ『Kiss Me Now !』Ep.2

                                Ep.2 「身代わりKISS

禹哲篇

 仕事が終わり、鶏女(ジィニュイ)の運転で俺はいったんマンションに戻った。車にはスタイリストも同乗していたせいで、鶏女イジメの続きは明日へ持ち越しだ。

 いいストレス発散をみつけたはいいが、今日はまだ消化不良だ。俺は自分の部屋の前まで来たが、思い直しもう一度エレベーターへ向かった。

 

 BaTは金曜の夜だというのに客がまばらだ。昨夜よりはましだが。

  新オーナーのウィルバーの経営努力が足りないようだから一喝しておくか。だがカウンター内にはイタリアン担当の高以翔(カオ・イーシャン)だけでウィルバーの姿は見当たらない。

「ウィルバーは?」

「今夜は休みだ。明日花連で友人の結婚式があるとかで」

 俺のストレス発散の矛先がまた一つ減った。どいつもこいつも結婚式か。

「高、昨日は悪かったな。悪酔いしたみたいだ」

「ハハッ、酔いつぶれるなんてあんたらしくない。もっと視野を広げろよ。未婚の女はこの台北に五万といるぞ。ヒロだけが女じゃないだろ」

 俺が睨みつけると、高以翔は首をすくめて厨房へ逃げていった。何がわかる。ヒロほどの女にはおそらくもう二度と巡りあえない。あいつはいつもまっすぐで、筋金入りのいい女だ。あいつの物怖じしない目、決意の表われた唇、俺のハートを揺さぶる声・・・・・・。

「高、シーフードのパスタ作ってよ。あと白ワインいいのある?」

 カウンター席の俺の隣に炎亞綸が腰掛ける。高のやつ、電話したな。

「禹哲、また飲み過ぎないでよ」

 俺の周りにはおせっかいなヤツが多すぎる。

「俺にかまうな。莉莉の部屋に戻れ」

「莉莉は今日久しぶりに託児所なんだ。もうすぐ帰ってくるけどね」

 あいつ、やっぱり保育士の仕事が好きなんだな。 

「そうだ禹哲。ギャビーから昨日の写真もらったけど見る? ・・・・・・わけないよね」

 好きな女と他の男の結婚写真を誰が見たがるかよ。まさか俺にそんなもの見せるためにわざわざ来たのか? いや、何か別の目的があるに違いない。 

 

「禹哲・・・・・・あのさ」

「俺に聞くな」

「・・・・・・まだ何も言ってないだろ!」

「言わなくてもわかる。面倒な相談事ならごめんだ。三馬鹿兄貴の誰かに聞け」

「禹哲に聞きたいんだよ」

「汪東城に電話しろ。あいつのことだ、また姉貴んちにいるかもしれない」

「大東に? 電話とかメールとかしたことないよ、この一、二年」

「は? なんでだ」

「なんか電話だと照れくさいっていうか・・・・・・。会った時には言いたいこと言い合えるけどさ。それにボクがウジウジ悩むの、大東は嫌うんだ。昨日もボクの悩みを一蹴されたばっかだから、もう相談する気にもなんないよ。あ、その悩みのほうはもう解決したから心配しなくていいよ」

 誰も心配してないっつうの。

 ・・・・・・まあ、炎亞綸と汪東城はどこか似たもの同士だからな。密かに張り合ってるくらいがお互いのいい刺激になってるのかもしれない。

「陳奕儒は本当の義理の兄貴だし、前から相談にのってもらってたんじゃないのか?」

「・・・・・・ゆうべから新婚旅行だよ」

「は? 阿明と一緒にか?」

「他の誰と行くんだよ! 日月潭に行ったんだ。三年も経ってやっとの新婚旅行にさ」

 俺はあえてもう一人の兄貴のことには触れなかった。聞くまでもない。もう一人の兄貴は今頃ヒロを連れてブルネイだ。

「それに、莉莉の問題だから、やっぱ最初に禹哲に相談するのが筋だろ?」

「莉莉がどうかしたのか? また調子が悪いのか?」

 俺がそう詰め寄ると、亞綸は覇気のない表情で頬杖をつきながらため息をつく。

「違うよ。今のところは元気だよ。心身ともに」

「今のところってどういうことだ?」

「禹哲は、何潤東監督って知ってる?」

「ああ、汪東城の主演映画を撮った監督だろ? 莉莉になんの関係がある」

「昨日、結婚式で会ったんだよ。その時、何監督が言ったんだ。莉莉の歌声にそっくりなコと昔付き合ってたって」

 俺は飲んでいたブランデーを、ゴクリと音をさせて飲み込んだ。

「本名も住所も知らないのに、ある日いなくなってしまったそのコは“アラン”って呼ばれていたらしいよ」

 莉莉の母親の名はたしか黄如蘭(ファン・ルーラン)。愛称が“阿蘭(アラン)”だとしたら・・・・・・。炎亞綸が何を言おうとしてるかは想像出来た。だが何潤東は何歳だ? 

「いくらなんでも莉莉の父親には若すぎるだろ!」

「アランってコは年上のバンドメンバーで、何潤東監督が15歳のときに付き合ってたって。でもアランが突然姿を消しちゃって、親に勧められるままにカナダ留学したんだって」

 妊娠を隠して身を引いたってことか。何潤東が父親である可能性は大だな。だが莉莉に不確かなまま告げるわけにはいかない。亞綸はやっと安定してきている莉莉の精神を乱すようなまねは避けたいはずだ。それでも莉莉には知る権利があるが、下手に動くと、マスコミの格好の餌食だしな。

 くそっ、ただでさえ俺が弱ってるときに、こんなややこしい状況になるなんて・・・・・・。

「亞綸、診療内科の李先生はなんて言ってるんだ?」

「今、アメリカだよ、学会で・・・・・・。 禹哲・・・・・・ボク、どうすればいいんだろ・・・・・・。ああ、なんでヒロは何監督にボクたちの歌を聴かせたんだろ! こんなに悩むことになるなら、映画挿入歌にならないほうがよかったよ」

 こいつ、またヒロのこと思い出させやがって! もう、今夜も飲むしかない!

ジニー篇

 携帯が鳴った。意外にも唐禹哲からだ。

「何? かけてくるなんて珍しい」

『ジニー? ボクがわかる? 今朝会ったんだけど』

 え!? うそ、この声、忘れもしない炎亞綸!

「は、はい! 炎亞綸さんですよね?」

 思わず声が裏返ってしまった。今朝、心地いいステキな声だって言われたばかりなのに・・・・・・。炎亞綸がクスッと笑ったのが受話器から聞こえる。

『亞綸でいいよ、ジニー』

“ジニー”って二回も呼んでくれた! 亞綸が“ジニー”って! でも、あれ? 禹哲の携帯からなんで?

「あの、禹哲は?」

『今、トイレ。でもこのぶんだと、また酔いつぶれちゃいそうだから、そうなる前に連れて帰ってくれないかな? 二晩続けて邪魔されたくないからね。今、BaTなんだ。ねえジニー、頼める?』

        *       *       *

 仕事を片付けてから急いでBaTに駆けつけ、カウンターで飲んでいる禹哲の様子をアタシはそっと伺っていた。禹哲のただならぬ様子に、どんな顔して登場すればいいのかためらわれた。アタシが出て行けば、怒鳴られるのは分かりきってる。プライベートまで干渉されたくないって日ごろから釘をさされているから、なかなか覚悟が決まらない。

「わっ!」

 他の客が、暗がりで身を潜めていたアタシに驚きの声をあげた。

「キミ、こんなところで何やってるんだ?」

「す、すいません! ごめんなさい!!」

 カウンターを見ると、禹哲が振り向いてこちらを見ていた。アタシはとっさに階段を駆け上がり、目の前のドアを開け、その部屋に逃げ込んだ。

 中は薄暗い間接照明だけで、高級そうな大きなソファーがどっしりと構えていた。しばらくするとドアがゆっくりと開き、禹哲がふらつきながら入ってきた。もう隠れようがない。

「唐禹哲、飲みすぎよ。もう帰ろう。送るから」

「いやだ、帰らない・・・・・・おまえも帰らせない!」

 そう言うと同時に、禹哲はアタシを抱きしめ唇を押し付けてきた。

 アタシは突然の出来事になす術もない。禹哲のむさぼるような野生的なキスに、体中の力が抜けていく・・・・・・。 

うしろのソファに倒れこむと、アタシの体は禹哲に押さえつけられて身じろぎひとつ出来ない。

 このままアタシ、禹哲と・・・・・・? アタシ抵抗しないと・・・・・・。

「よ、酔ってるの? やだ、離して!」

「おまえがいないとダメなんだ俺は・・・・・・ヒロ」

 禹哲が悲痛な声で囁き、再び激しくアタシの唇を塞いだ。アタシの心臓がキュっと締め付けられると同時にまた全身の力が抜けていく。

 “ヒロ”・・・・・・。名前なの? 日本人? 誰?・・・・・・。あの強気で自信過剰な唐禹哲を、こんなふうにしてしまうヒロって・・・・・・。

 アタシが抵抗しなくなったせいか、禹哲から荒々しさは消え、切ないくらい優しいキスに変わっていた。

 禹哲のキスを一身に受けながら、その苦しみから少しでも禹哲を救ってあげたいって心から思った。アタシ、マネージャーなのに何もわかってあげられてなかったんだ。

 だから、アタシ、もうこのままどうなってもいい・・・・・・。

 

 そう思ったときだった。禹哲の唇の動きは止まり、アタシの肩の上にゴロリと頭を横たえた。そしてアタシの耳元で聞こえる寝息。

 嘘でしょ・・・・・・。

 アタシの決死の覚悟はいったいなんだったの?

 でも、ホッとした・・・・・・。

 こんなこと、愛がなければ救いになんかならないから・・・・・・。

 

「キミ、大丈夫? 気分悪いのか?」

 階下のカウンターまで降りていくと、身長が190はありそうな口ひげの男が心配そうにアタシを見下ろして聞いた。

「だ、大丈夫です・・・・・・あの、唐禹哲が上の部屋で眠ってしまって・・・・・・アタシ、彼のマネージャーなんですけど・・・・・・あの・・・・・・わかります? 唐禹哲って新人のアーチストで・・・・・・」

 さっきの動揺からか、しどろもどろになってしまう。

「唐禹哲はこの店のオーナーだよ。お嬢さん」

「え!?」

「正確に言えば“元オーナー”。ちょっと待ってな。2階から炎亞綸が降りてくるから」

「え? あ、はい・・・・・・」

「待ってる間にこの名簿にテキトーに書いといて」

 そう言って背の高いお兄さんはアイスティーと名簿を目の前に置く。アタシはさっきのとんでもない出来事でノドがカラカラだったから、一気に飲み干した。

 BaT会員名簿? パラパラとめくると、

“陳奕儒 会社役員 T 紹介者:呉香明

と書いてあるのが目に入った。これって飛輪海だった辰亦儒のことだ。呉香明(ウー・シャンミン)って炎亞綸のお姉さんで辰亦儒の奥さんだよね? 

 呉香明のページを見てみると“呉香明(明日香)”と書いてある。職業は作家? ・・・・・・嘘! あの人気作家の明日香(ミン・リーシャン)ってこと? アタシ彼女の小説、全部読んでる! 亞綸と呉尊のドラマとか、最近の大東の主演映画にもなったよね、明日香の小説って。

 ページをめくると他にも黑人や范范の名前もある。紹介者はHIRO? アタシは急いでHIROのページを捜す。

 あった! 

HIRO(桐村裕恵) スタイリスト T 紹介者:炎亞綸”

・・・・・・HIROってスタイリスト? え? じゃあ、あのHIROってこと? 林志玲(リン・チーリン)のお気に入りスタイリストのHIRO? 来台する世界のセレブも指名するあのHIRO? じゃあ禹哲が呼んでたのは彼女のこと? 

 それにしてもこの“T”って何?

「ジニー! おまたせ」

 亞綸が現れた。“亞綸”って呼んでいいんだよね。アタシの方が一つ上なんだし。

「こんばんは。亞綸、聞いていい? この“T”とか“B”って何?」

「う~ん・・・・・・ジニーは多分・・・・・・というか禹哲ならきっと“B”って言うだろうね、キミのこと」

「え?」

「禹哲基準だからね、いまだに。“T”はその業界でトップ、“B”は駆け出しの新人や、まだ成し遂げてない底辺の人間。それがボトムって意味なんだ。ごめんねジニー」 

「ううん、気にしないで。アタシ、マネージャーとして新人だし、まだまだだって自覚してるから」

「でも“B”のほうがいいよ。飲食全部タダになるからさ」

「ホント!?」

「ホントだよ」

 亞綸はにっこり笑った。なんて可愛いの・・・・・・。

「ほら、ボクだっていまだに“B”なんだよ。さすがにもう“T”に更新してもらわないとね。でも肝心の禹哲が酔いつぶれちゃってるから今日はムリかな」

 

 しばらく話してから、見た目通り“高(カオ)”なお兄さんと亞綸がVIPルームから禹哲を運び出して、タクシーに乗せてくれた。それからアタシも乗り込むと、続いて亞綸も乗り込んできた。え?

「ジニーだけじゃ、部屋まで運べないだろ? 運転手さん、松山区までお願いします」

 そう言ってまたにっこり笑った。この笑顔、暗がりでもすごいオーラ・・・・・・。それに比べてうちの禹哲ときらた、こんなに酔いつぶれてダメダメ状態だし・・・・・・。

 禹哲も“B”だってこと、亞綸が教えてくれた。アタシがいつか唐禹哲を亞綸みたいなオーラのある“T”にしてあげること、できるのかな・・・・・・。才能はあるもん。二重人格は許せないけど、才能だけは認めてる。今作ってる曲、時々口ずさんでるのをこっそり聞いちゃってるけどホントにいい曲なんだもん。

「ねえ亞綸。HIROって・・・・・・HIROと唐禹哲って何かあったの?」

「うん・・・・・・多分明日にでも記事になっちゃうと思うから言うけど、昨日、ヒロと呉尊の結婚式だったんだ」

 呉尊? 呉尊!? あのHIROとあの呉尊が結婚!? えーーーー!

「ヒロは以前ちょっとの間、禹哲のスタイリストをやってて、禹哲はヒロにベタぼれだったんだ」

 禹哲がHIROを・・・・・・。

 じゃあ失恋でヤケ酒ってことなのね、昨日も今日も・・・・・・。

 なんだか複雑な思いだ。さっきアタシをHIROだと間違えてあんなこと・・・・・・。

「そんなに禹哲のことが気になる?」

「やだ、違うってば! マネージャーとしてよ! 恋愛禁止の契約だから」

「へえ・・・・・・でもキミたちけっこう仲良しに見えたよ。今朝のやりとり」

「どこが!? いつもうるさがられてるのに! アタシの声が気に障るって」

「キミの声が? ステキな声なのに・・・・・・。そうかなるほどね~。大丈夫。禹哲もかなりジニーのこと気になってるってことだよ。禹哲が毒舌になるってことは、無意識にでも好意を持ってる証拠だよ。どうでもいい相手にはネコかぶってるから」

 そうなんだ・・・・・・。でも全然嬉しくなんかないんだから!

 

        *       *       *

 

 唐禹哲のマンション前でタクシーを待たせて、亞綸はアタシと一緒に唐禹哲を部屋の前まで運んでくれた。

 そこでアタシはあることに初めて気がついた。

「アタシ、バッグお店に忘れてきちゃった・・・・・・」

 きっとあの部屋だ。禹哲があんなことするから・・・・・・。

「ジニー、禹哲の鍵は?」

 禹哲はジャラジャラと腰から下げてるチェーンの先に鍵をつけている。アタシはその鍵でドアを開け、禹哲を二人で中に運び入れベッドに寝かせた。

「アタシも一緒にお店に戻らないと」

「もう遅いからここに泊まっていけばいいよ。バッグは明日の朝、事務所に届けさせるから。じゃあおやすみジニー!」

「え? あの、亞綸!!」

 亞綸は帰ってしまった。お金もケータイも鍵もバッグの中だ。アタシは禹哲のマンションにお泊りするしかないってこと???

 部屋にあがったのは初めてだ。イメージ通り、黒やグレーで統一されたシンプルな部屋。間接照明で薄暗い感じ、ちょっとナルシストな唐禹哲らしい。キーボードの上には書きかけの楽譜が乱雑に置いてある。

 この曲、よく口ずさんでるやつだ。初めての作曲なのか、楽譜を書くのに悪戦苦闘してるっぽい。あ、この小節、音符の拍、足りてない・・・・・・えっと、確かこのフレーズは・・・・・・うん、これでよし! それにこっちは、付点八分音符なはず。

 唐禹哲、よく眠ってる。つらいことで思い悩まなくていいのは眠ってるときだけなんだろうな・・・・・・。寝顔をじっくり見るのなんて初めてだ。 

 禹哲の唇・・・・・・この唇がアタシの唇に・・・・・・。

 やだやだ! バカバカ! 何思い出してんの!

「唐禹哲のバカ! 二重人格のキス魔、サイテー」

 そう悪態をつくと、聞こえたのか禹哲の唇がかすかに動く。

「ヒロ・・・・・・」

 禹哲の寝言にアタシの胸がキュンっとなった。眠っていても、忘れられないHIROへの禹哲の思いに、胸が締め付けられる。まるで恋しちゃったときみたいに。ううん、もちろんそんなのは錯覚に決まってる! 

 アタシも寝て忘れよう! 禹哲のベッドから一番離れたソファーで、アタシは禹哲のダウンジャケットにくるまって横になる。

 あんなキスなんか一晩眠っちゃえば忘れちゃえるんだから!

 Ep.3「マンゴーKISS」へつづく・・・・・・
目次と登場人物~Kiss Me Now !

目次と登場人物~ヒロ&アミン篇

目次と登場人物~大東&亞綸篇

目次と登場人物~SP

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高以翔 生日快樂♪

今日は高以翔の27歳のバースデーですね~birthday

まだ27歳? 老けてるとかじゃなくて、渋いですよね~heart02

渋い中にも甘さもあって、スイーツに例えるならモンブラン? ビターチョコのケーキ?

今日の微博にUpしてくれてる画像にはジェリーケーキなるものが! きれいなケーキhappy02

6879eabdjw1dldwvhdlu9j “Thank you OT for this amazing jelly cake! I had alot of fun in KL! hope to see u again soon! ”

Syan

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            BaTの厨房内での翔のイメージはこんな感じshine  

高以翔は、『Kiss Me Now !』ではちょいちょい出番がありますのでお楽しみに~

そうそう、実はうっかり13日のピーターのバースデーを忘れてまってたんですよねcoldsweats01 

翌日に気付いて、そのままに・・・ 對不起啊~bearing  36歳ですよね、たしか・・・

『Kiss Me Now !』では都合上39歳の設定になってますが。

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                林美秀さんと張鈞甯に挟まれて~  

台湾アイドルドラマに欠かせないお母さん役女優の林美秀さん♪ 役から離れると普通の優しそうな笑顔ですね~note

顔にクリームつけちゃったりして楽しそうなピーターnotes

先週からBSJAPANで『泡沫の夏』が始まりましたね~shine

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ドロドロ愛憎モノは苦手ですが頑張って見ようと思います。

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『Kiss Me Now !』で何潤東監督は再び登場です。

『ステップアップ!』SPにて、莉莉の父親疑惑で急浮上の何監督ですが、今回も一波乱ありそうな・・・ですdelicious

こちらもお楽しみに~happy01

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飛輪海小説スピンオフ『Kiss Me Now !』Ep.1

                Ep.1 「フェイクKISS

ジニー篇

 

 イライラする。どうしてマンションに帰ってもなければ、携帯にも出ないのよ! 昨日あれだけ言っておいたのに! 7時には迎えに行くから飲み過ぎないようにって! 仕事に遅刻するようなことになったら絶対に許さないんだから! 唐禹哲!

 あ・・・・・・やっと出た!

「唐禹哲! 今いったいどこにいるのよ! もう7時まわってるんだから! 遅刻よ遅刻!」

「・・・・・・ヒロ? ・・・・・・じゃないよね、えっと、あの・・・・・・鶏女(ジイニュイ)・・・・・・さん?」

 え? ・・・・・・女の声?

「えっと・・・・・・アタシ、ジニーですけど・・・・・・マネージャーの・・・・・・」

 禹哲のヤツ、携帯の登録まで“鶏女”にしてるのね! アタシの名前はジニーよ、ジニー! ・・・・・・ってそれより誰? この人・・・・・・?

「禹哲ならアタシのうちで眠っちゃってて・・・・・・仕事の時間なの?」

「え? あ、ええ」

「迎えに来てもらえます? BaTってお店のあるビルの二階なんだけど、分かるかな?」

 BaT・・・・・・それは昨晩、禹哲を送って行った店だ。そう、昨日仕事を終えた禹哲はいつもよりも疲れきった表情だった。元気がないというより憔悴しきっていた。それなのに飲みに行くと言ってきかず、言われるがまま車でBaTというバーまで送っていったのだ。

 禹哲は半年ほど前からアタシが担当している新人アーティストだ。それまでは人気スターの小綜の付き人をしていたアタシだけど、禹哲の加入で彼のマネージャーになったのだ。

 あのときは、はっきり言ってショックだった。だってアタシは小綜のそばにもっといたかったから・・・・・・。優しくて思いやりがあって、いつも笑顔の素敵な小綜。

 それなのに今は、嫌味で意地悪な新人の唐禹哲担当なのだから。それまでの付き人からマネージャーに昇進したことは嬉しかったけれども、まさかこんなにイヤなヤツの担当になるなんて! 

 禹哲ときたら、他のスタッフや芸能人の前では礼儀正しい好青年のくせに、アタシの前だと、途端に本性を現すんだから!

 この世界に憧れ、夢を持って入ったのに、こんなことになるなんて・・・・・・。大ファンだった炎亞綸にさえまだ一度も会えてないし・・・・・・。小綜の付き人時代、やっと巡ってきた炎亞綸と会える仕事の当日、アタシはおたふく風邪であることが判明。ドラマの撮影でたった一度しかなかった小綜と炎亞綸の共演シーンに、アタシは同行できなかったのだ・・・・・・。

 アタシってつくづく運のない女なんだ・・・・・・。

        *       *       *

 車をビルの前に路駐し、アタシは薄暗く狭い階段を駆け上がった。

ずいぶん古い建物だ。レトロな雰囲気で映画みたい。どんな人だろう・・・・・・禹哲のカノジョなのかな? でも契約で禹哲は恋愛禁止なはずだ。もしそうならアタシは二人を別れさせなければいけない。

 二階の廊下は、少し床が軋む音がする。一番奥の部屋だってカノジョらしき人が言っていた。アタシはドアの前に立つと、一呼吸おいてからノックする。するとすぐにドアが開く。

「ヤンさん、もうちょっと下で待ってて・・・・・・あれ?・・・・・・キミ誰?」

 キミ誰? そう聞いたのはどこかでよく見たことがある人だった。そうだ、炎亞綸に似ているんだ。こんなにもそっくりな人、いるのね・・・・・・。

「ヤンさんじゃないの? あ、もしかして鶏女さん? 早かったのね!」

 そう言いながら出てきたのは、ショートヘアーがすごくよく似合ってて、まるで天使みたいな女の子だった。朝の光をバックにして戸口に並ぶ二人は、この世のものとは思えないくらい綺麗・・・・・・。

「鶏女(ジイニュイ)? 面白い名前だね」

 炎亞綸のそっくりさんが輝くような、はにかんだ笑顔で言う。声までそっくり・・・・・・。

「ち、違います! 季妮(ジイニー)・・・・・・蘇季妮(スー・ジイニー)です! みんなはジニーって呼ぶのに、唐禹哲だけが勝手にそう呼んでるだけで・・・・・・」

「霖(リン)、あのね、禹哲のマネージャーさんよ。迎えに来てもらったの」

「そうなんだ、あ、ここで見たこと、全部忘れてもらえるかな? キミも業界人ならわかってくれるよね?」

 本物だ・・・・・・本物の炎亞綸だ! 

「は、はい! あ、あの、アタシ何も見てません! 絶対に誰にも言いません! 握手してもらってもいいですか!?」

 緊張でうわづりながらもたたみかけるように一気に言うと、炎亞綸はにっこりと微笑んだ。

「キミ、心地いい素敵な声してるね」

 炎亞綸はそう言って震えるアタシの手を握ろうとしたときだった。

「朝からけたたましい声出すな・・・・・・やかましい鶏女! なんでここにいるんだよ!」

 禹哲が不機嫌な顔して炎亞綸を押しのけ言い放つ。

「なんでって、もう仕事へ行く時間なんですけど!」 

「イテっ・・・・・・ 静かにしろよ! 鶏女!」

「まさか二日酔い? あれだけ言っておいたのに!」

「それじゃアタシたち仕事だから先行くね。禹哲、この鍵かけたら下のメールボックスに入れておいて! 鶏女さん、禹哲をよろしくお願いします!」

 ジニーだって言ってるのに・・・・・・。天使は炎亞綸と連れ立って階下へ行ってしまった。炎亞綸がすれ違いざまに人差し指を自分の唇にあて、小さくウインクしてくれたことに、まだドキドキが止まらない。なんて素敵な口止めのしぐさ・・・・・・。

「おい鶏女! 何ニヤけてんだ! 行くぞ!・・・・・・っつ、頭イテえ」

 禹哲は慣れた手つきで鍵をかけると、さっさと行ってしまった。アタシは我に返り、後を追う。階段に向かってあわてて走りこむと、ちょうど上の階から降りてきた人とぶつかりそうになり、よけた拍子に階段を踏み外してしまった。

「危ない!」

 アタシの体をその誰かがしっかりと抱え込んだ。うしろからギュッと力強く抱きしめるように・・・・・・。

 あまりにも驚いたせいなのか、声も出ず、抱きかかえられたままの状態で振り返る と、そこには飛輪海の大東そっくりの顔がある。

「大丈夫?」

「・・・・・・・はい・・・・・・」

 やっと出た声もかすれて消え入りそうだ。

「気をつけてね。それじゃあ急ぐから」

 大東そっくりな彼は、階段を駆け下りて行く。そして下から禹哲の声が聞こえてくる。

「結婚前から姉貴んちにいりびたるなよ汪東城!」

「そういうおまえは昨日ヤケ酒飲んで莉莉んちに泊まったんだろ?」

「なんで、知って・・・・・・ウィルバーのやつペラペラと!」

「そう落ち込むなって! これで気持ちに区切りが付けられるだろ? じゃあな! あ、そうそう、あさってジム集合忘れんなよ!」

 ・・・・・・階段中に響く二人の会話から察すると、大東そっくりな彼は本物の大東で、大東が来月のクリスマスに結婚するっていう噂の一般人女性は禹哲のお姉さんということになる。まさかそんなこと! ・・・・・・あ、でもクリスマスと言えば、禹哲がどうしても午後からはオフにしてほしいって言うから、苦労してスケジュール調整したんだった。

 つまりお姉さんと大東の結婚式に出席するためだったってことになる。こんな大事なこと、禹哲はマネージャーのアタシに隠していたなんて! 

 それにしもヤケ酒ってどういうことだろう? 禹哲の昨日の様子からして、よっぽどのことがあったのかも・・・・・・。今日はちょっとは優しくしてあげたほうがいいのかな?

「唐禹哲、朝食どうする? 何か買っていこうか?」

 禹哲は返事をしない。・・・・・・腹が立つ! 優しくしてあげてんのに!

「さっきの子、もしかして噂の黄莉莉? やっぱり炎亞綸と付き合ってるんだ・・・・・・」

「うるさい」

 いつにも増して不機嫌な禹哲。ん? まさか禹哲は黄莉莉に恋愛感情を持ってて、炎亞綸に嫉妬してるってこと? それでヤケ酒? 

 失恋でヤケ酒なんて、案外禹哲も普通の男なんだ・・・・・・。ちょっと可哀想・・・。ってそうじゃないでしょ! 思いが叶わなかったにしろ、“恋愛”ってキーワードは見過ごせない! 契約上、禹哲は“恋愛禁止”なんだから!

「わかってるわよね?」

「・・・・・・何がだ?」

「何がって、“恋愛禁止”のことよ!」

「黙れ。オマエの声、マジ、ウザイ」

 ちょっとハスキーな声にただでさえコンプレックス感じてるのに! でも炎亞綸は“心地いい”って言ってくれた・・・・・・。

 禹哲がアタシの声がキライなのは前々からわかってる。でもだからって黙ってられない。

「契約違反だからね!」

「はあ?」

「恋愛は契約違反だって言ってるの! 忘れたなんて言わせないだから!」

「オマエの言う、恋愛ってなんだよ? キス? それともそれ以上の気持ちいいこととか?」

「れ、恋愛ってそんな単純なものじゃないんだから! 体の関係だなんて思ったら、大間違いよ! もっと純粋で、胸が締め付けられたかと思うと、ホワンって暖かくなったりして・・・・・・」

「へ~ じゃあキスとか気持ちいいことは“恋愛”じゃないってことか?」

「そ、そうよ!」

「そっか、よかった。俺、キス魔なんだよなあ、特に酔うとさ。じゃあ俺がそういうことしても咎められないんだな?」

 え? アタシったら勢いで・・・・・・でも今さら引っ込みがつかない。

「もちろん・・・・・・で、でも事務所や世間には・・・・・・知られると・・・・・・やっぱり・・・・・・」

「それくらい俺だって心得てるさ。人気商売だからな。そういうことは隠れてこっそりやるのが楽しいもんだろ?」

 唐禹哲はそう言いながら、アタシの肩を抱き寄せる顔を近づけてくる。アタシは思わず目をつぶった! ・・・・・・だけどアタシの唇にはなんの感触もない。

・・・・・・目を開けると唐禹哲の視線とぶつかった。唐禹哲の顔はまるでキスするときみたいに少し傾いている。

「キスされると思ったか? フェイクだよ。ば~か! 誰がオマエとなんか」

 唐禹哲はアタシのおでこを人差し指で一突きする。アタシはそのまま後ろに座り込み、言葉がみつからない・・・・・・。

「今度のMV撮影、フェイクキスでいいって監督が言ってただろうが。だけどけっこう可愛いコなんだよな~相手役のコ。寸止めする理性が働くかどうか・・・・・・。愛のないキスならとがめないってオマエが言ったんだからな。覚えとけよ」 

 そこでちょうど仕事場に到着し、禹哲はさっさと車を降りていった。

“キスは恋愛じゃない”・・・・・・アタシってばもしかして、取り返しの付かないことを言ってしまったんじゃないかな・・・・・・。

        Ep.2「身代わりKISS」へつづく・・・・・・

目次と登場人物~Kiss Me Now !
目次と登場人物~ヒロ&アミン篇

目次と登場人物~大東&亞綸篇

目次と登場人物~SP

 

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禹哲 生日快樂♪

今日は唐禹哲の27歳のバースデーですねbirthday

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年を追うごとにカッコよくなっていく禹哲shine

誕生日を口実に禹哲祭りしちゃっていいですか?

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           昨日の微博より・・・ あ~どっちにも萌え~lovely

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      基本、キメキメより何気ない感じが好きなミンクロ

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            禹哲といえば・・・大東heart04

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     禹哲といえば賽亞俱樂部shine

賽亞俱樂部全員集合写真ってないな~ 大東、禹哲、ディラン、Lance野、他は小美と小綜、脩・・・あと誰? これで全部?  

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絵になる~shine
ギリシャでしたっけ? あ~ここに大東も入ってれば完璧! 
確か他の仕事で大東は先に帰っちゃってたんですよね~ 
そういえばディラン・クォの小顔を羨んでたこともある禹哲は、ちゃっかりディランを手前に配置? 
何炅は大陸の有名な歌手で俳優らしいのですが・・・。
彼の微博の粉絲、9月2日現在で862万人って・・・wobbly 多いと思っていた黑人の413万人の倍以上! 
亞綸が231万人、大東が182万人、禹哲135万人。 亦儒にいたっては・・・公表やめときますsweat01
恐るべし大陸のスター! 何老師! 

Avttc05                開往明天的旅行。【守護盤】 つい最近買いましたnote

禹哲を主役にして書いてると、どんどん好きになっていってしまう気がしますbleah
バースデーファンミ、ミンクロは行けないのが残念でたまりませんbearing

飛輪海小説『ステップアップ!』東綸篇から登場し、『ステップアップ!』SPを経てついにスピンオフで主役にしてしまった禹哲。
毒舌俺様キャラなのに外ヅラはいいという二面性のある設定。
リアル禹哲は、絶対に俺様キャラではないと思うけど、案外ポーカーフェイスで淡々且つハッキリとモノを言うタイプじゃないですか? 一度だけ、そういう映像を見たことが。
「笑顔が苦手」みたいなこと言ってたし。
そんな禹哲も、ミンクロにとってはとってもラクなキャラです。勝手に動いてしゃべってくれるんですよね~confident

相手役には、考え抜いた末、ジニー・チュオ(卓文萱)をモデルにしたマネージャーの蘇季妮(スー・ジーニイ)を登場させます。
ジニー・チュオといえば、『ろまんす五段活用』『トキメキ 玉子チャーハン』ですよね~。 後者を見ていないので、彼女のことは『ろまんす五段活用』の麻里役しかイメージがないのですが。

現在準備段階で、本日あらすじなどのページを、そして近日連載をUPしますので、どうぞお楽しみにhappy01

最後に、本日早朝微博での大東とのやりとり~↓

禹哲「Yo man U know what day is today.
大東「Ya. It's your birthday. Happy birthday my dear friend.

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